-IPタイプでの買い物カゴの共有について-

セッション管理にIPアドレスを利用するタイプでは同じIPアドレスでアクセスしてきたコンピュータが同一のものとみなされるので次のような場合に買い物かごの共有が起こります。
同一社内などでLANを構成している複数の別々のプライベートアドレスを持つコンピュータがNAT(またはIPマスカレード)を利用してファイアウオール越しに同一のグローバルアドレスでインターネットに接続する場合、コンピュータのプライベートアドレスは別でもインターネットを利用する時には同じグローバルアドレスでアクセスするので同じ時間に同じショップで買い物をすると買い物かごの共有が起こります。

買い物カゴの共有が起こった場合、注文内容とログに残された記録が一致しない以下のようなケースが起こることがあります。

☆—買い物カゴの共有が原因で注文内容とログの記録が一致しなくなる具体例—☆
A、B2人が同じIPアドレスでアクセスしていてカゴの共有が起こっている状態で、Aが商品1、商品2、商品3をカゴに入れて最終確認画面でカゴの内容を確認してから注文ボタンを押すとします。Aがカゴの内容を確認してから注文ボタンを押すまで(通常はきわめて短い時間)の間にBが商品3を削除したとします。ログファイルに記録する際、合計金額などは最終確認画面の内容(商品1、商品2、商品3の合計額)を利用しますが、購入商品の内容については改めてカゴファイル(商品1と商品2のみになっています)を読み込ん書き込みます。そのため注文商品と合計金額が一致しなくなります。ただし、メールで送信する時の注文データはすべて最終確認の時点のデータを利用するのでお客様が確認した商品や合計金額と注文メール/確認メールの内容が異なることはありません。